アニメ「黒神-The Animation-」や「刀語」などの主題歌を歌う栗林みな実さんのライブ「Minami Kuribayashi Live 2010 “mind touch”」が6月26日、Shibuya-AXで開催された。栗林さんのソロライブは2008年10月以来、およそ2年ぶりの開催となる。
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5thアルバム「mind touch」のリリースを祝して開催された本ライブ、スタートを飾るのはもちろんアルバム表題曲の「mind touch」。紫のセクシーなドレスに身を包んだ栗林さんの登場に、客席ではピンク色のサイリウムがきらめき、大歓声が巻き起こる。
●スタートから神曲尽くし
そのまま立て続けに「Rumbling hearts」や「sympathizer」といった自身の代表曲をお披露目すると、開始早々の神がかった展開に会場はヒートアップしていく。sympathizerではサイリウムが一気にピンクからウルトラオレンジへと変わり、ステージでストロボのように激しい輝きを放つ照明と相まって、会場に居る全ての人々を非日常のライブ空間へと引き込んでいく。
激しいロックナンバー3曲を歌い終えてのMCでは超満員の客席を見渡しつつ「みなさん、こんばんはー。すごいぎゅうぎゅうですねー。ありがとうございまーす」と、いつも通りの緩めな話し方でファンを安心させる。歌っている時の圧倒的なまでのかっこよさと、MCでのゆるーいキャラクターとのギャップもまた、栗林さんの大きな魅力の1つだ。
「今日は怪我が無かったら大成功だと思うので、お互いを思いやって、“mind touch”な感じで楽しんでいただけたらと思います(笑)。みんなに声が届くよう心を込めて歌いますので、よろしくお願いします!」と述べた後は「Finality blue」や「unripe hero」といった栗林さんらしい、透明感のある伸びやかな歌声を生かした楽曲で2年ぶりの邂逅を、心行くまで満喫させてくれる。
●今日もかっ飛ばす瀧田&飯塚コンビ
ちょっと一息のMCではバンドメンバーを紹介。GRANRODEOでも活躍する瀧田イサムさん(Bass)は会場後方に設けられた女性専用エリアを視界に捉えると「あそこにダイブしたいけどさすがに遠いなー」と話して観客を爆笑させる。それに続く飯塚昌明さん(Guitar)も「前回のライブは2008年だから、俺まだ20代だったよ!」と冗談(※本当はX0代)を飛ばして笑いを倍に。観客から猛烈な勢いで突っ込みを入れられていた。
冗談を交えつつも栗林さんを優しく見守り、支えるバンドメンバーに囲まれながら栗林さんは、深海をイメージした映像をバックに投影しつつ「人魚姫」や、メジャーデビュー前から熱烈な人気を誇る「boyfriend」といった切なくも強い芯を持った名曲を歌い上げる。
●書き下ろしの譜面で弾き語り
会場に優しい空気が流れる中、ステージにはグランドピアノが登場。5月3日に開催されたGRANRODEOの武道館ライブで飯塚さんも演奏したというこのピアノで、栗林さんはこの日のために特別に書き下ろしてアレンジした「静寂の腕輪」と「遙かなる地球の歌」を弾き語りで披露する。持ち前の癒しボイスとピアノの優しい旋律が重なり、メロディアスなハーモニーを奏でた。
美しいバラードに対する大きな拍手に見送られて栗林さんは一旦ステージを後にし、ノースリーブの黒いドレス&レザーのホットパンツの上にライム色とホワイトを組み合わせたケープという、前半にも増してセクシーな衣装に着替えてステージに舞い戻る。
そのまま飛びっきりに可憐な笑顔を覗かせつつ、ライブもラストスパートとばかりに「冥夜花伝廊」、ケープを脱ぎ去って「Miracle Fly」、「Shining☆Days」、「Precious Memories」といった人気ナンバーでたたみかけていく。そして最後のMCでは前回のライブからの2年間に考えたこと、感じた思いを真摯に語った。
●栗林さんが2年間に感じたこと
「ゴールデンウィークにイベント出演のためメキシコに行ったんですよ。メキシコのアニメファンもみんなと同じようにすごい盛り上がっていて、やっぱりアニメやゲームが大好きなんだなって肌で感じ、自分がその仕事に携わっていることを誇りに思いました。もっと自分に自信を持って、デキる子になります(笑)。
自分がレベルアップすることでアニソン業界のレベルアップにも貢献したいという思いが強くなってきて、そのために何をしなきゃいけないか考えたら、やっぱり音楽をしっかりやることだなって。弾き語り用に譜面を書いたりコツコツやることを一所懸命頑張ろうって、この1年と10カ月の間にいろいろ経験したことで、強く感じました。
誰にどう思われても決めたら進まないといけない時があるんだって真剣に感じたんですよね。すごい勇気を出さないといけない。大人って大変だなって思いました(笑)。でも、みんなの笑顔を見てたくさんのパワーをもらったら何でもできます。私の居場所を作ってくださった方々、支えて助けてくださった方々、いつも感謝しています。これからも頑張って生きていきましょう!」
●来年は怒涛の展開が待つ!
ラストはその“一緒に、懸命に生きていく”という思いをそのまま歌で表現するように「おなじ月をみてる」をしっとりと歌い、アンコールへ! ライブTシャツ&すみれ色のスカートで登場した栗林さんがアンコールリクエストのお礼を述べて、来年が自身の歌手生活10周年という記念すべき年であること、そして来年のオリジナルアルバムリリース&ライブツアー開催を発表すると、客席に興奮の渦が巻き起こった。
最後は英語歌詞の部分でコール&レスポンスを繰り広げて会場が強い一体感で包まれた「あんりあるパラダイス」、そして栗林さんも観客と一緒になって腕を振り上げ熱唱した「翼はPleasure Line」でライブはフィナーレを迎えた。
ワンマンライブは今回のライブが3回目と、活動期間や知名度から考えると驚くほど開催回数の少ない栗林さんだが、MCの通り、今後はより一層の情熱を胸に音楽活動に打ち込むようなので、ますます目が離せない存在になりそうだ。
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